秋の勉強の仕方
前回の記事では過去問の重要性について説明しました。
その中で過去問は一度解いてみるのはおすすめするが、本格的に手を付ける時期ではないと書いています。
まだ読んでない人はぜひ1~2分で読めるのでぜひ読んでみてください!
ではこの時期はどういう勉強をするのが最適なのかということです。
結論から言うと人それぞれによって違います(笑)
これでは分からないと思うので今から詳しく書いていきたいと思います
なぜ人それぞれによって違うのかというと基礎力が違うからです。
勉強を始めた時期をここでは3つに分類したいと思います。
①高3になる前から志望校が決まっており、勉強してきている人
①に当てはまる人たちはセンター模試を6~9割方解ける人が多く、模試の判定でもc判
定が多く出たり、ちらほら出てきている人も多いと思います。
②高3の春から受験勉強を始めた人
ちなみに僕は②番に当てはまり、4月から予備校に通い始め本格的に勉強を始めまし
た。
②番に当てはまる人たちは僕の経験上ですが勉強が上手くいっている人とそうでない
人で模試の判定でもそうですが、差が徐々に開いてきているのではないでしょうか。
センター模試では5~8割方解ける人が多いと思います。
③高3の夏休みから受験勉強を始めた人
夏休みに基礎問題を一から始め、まだまだ取りこぼしや覚えてない内容も多いが夏休
み明けの模試では点数が始める前と比べて大きく上がった人が多いのではないでしょ
うか。
センター模試では4~7割方解ける人が多いと思います。
ここで大きく3つに分類しましたが、では始めた時期によって勉強法を変えるのかと思う方もいると思いますが違います。中には9月や10月はこういう勉強をするべきだと言う学校の先生もいますが間違っていると思ってください。
なぜなら先ほども言ったように人によって基礎力が違うからです!
12月くらいにもなると過去問やセンター試験対策といった同じ勉強の仕方になるのですが9月はまだその時期ではありません。
基礎の完成度によって勉強法は変わってくるのです!!
では自分の基礎の完成度がどのくらいなのかという知る方法に最適なのがセンター試験の過去問や模試なのです。
センター試験は大学の試験と違って応用を使った問題が少なく、基礎を中心とした問題で出来ているのです。
そういう意味でセンター試験の結果は私立受験の結果に直接関係しなくても大事なのです。
そしてズバリ、センター試験の問題で何割取れれば基礎力が出来ているかというと7割です!!!
これは最高得点が7割ではありません。毎回試験を受けて7割出せるということです。
ではなぜ7割かというとセンター試験は基礎力だけで8割取ることが出来るからです。
詳しく説明すると7割(基礎力)+1割(センター試験の解き方)+2割(応用)だからです。
では今からは基礎の完成度を4つに分けて勉強法を書いていきたいと思います。
①センター模試で安定して8割以上出せる人
僕は9月は過去問に本腰を入れる時期ではないと書きましたが、①に当てはまる人た
ちは週に1度だけ過去問の日を取り入れてもいいと思います。
基礎を衰えさせないためにも週2日は基礎の問題を解きましょう。
そして残りの4日を応用問題に当てましょう。
週で分けなくても基礎3割、応用5~6割、過去問1~2割という感じで大丈夫です。
②センター模試で安定して7割出せる人
②の人たちも基礎はほとんど完成しています。
なので週3日は基礎の日、週4日は応用の日にしましょう。
どうしても過去問を解きたい人は丸々1日過去問の日に充てるのではなく、応用の日
の中に過去問の一部だけを解いて下さい。
割合としては基礎4割、応用6割(過去問の一部含む)という感じです。
③センター模試で5~6割の人
③の人たちは所々で基礎が抜け落ちているという状態です。
なので10月前半までは週5日基礎、週2日応用の日にしましょう。
10月後半から応用の日を週3日にしましょう。
ちなみにまだ過去問の一部でもお勧めしません。
割合としては基礎7割、応用3割(過去問の一部含まない)という感じです。
④センター模試で5割未満の人
④の人たちはまだ基礎が出来ていません。
なので週6日基礎の日に充てましょう。残りの1日を応用の日にします。
ここで全部基礎に充てたほうがいいのではないかと思う人がいると思いますが私立の
問題は国公立の問題よりも応用問題が多いので早くから応用問題にも対策をしないと
いけないからです。
割合としては基礎8~9割、応用1~2割という感じです。
最後に9月はまだ焦る時期ではありません!
模試での判定がE判定だからといって志望校を考えなおすのではなく、落ち着いて自分の現状の基礎の完成度を見つめなおして基礎力を高めていきましょう!